大森はJRと京急本線が並行して走り、線路から海側のエリアは賑やかで居酒屋も多く、線路より西の山王エリアは落ち着いた住宅街が多く、明治時代から文化的で邸宅が多い土地柄でもあります。そんな山王エリアの魅力を紹介しましょう。
縄文時代から人々の暮らしがあったことを伝える『大森貝塚』が有名ですし、高台の強固な地盤と、海が近いことで、古くから暮らしやすい土地として人が集まってくるエリアだったことをうかがわせます。
関東大震災で被害が少なかったことでも、災害に強いというイメージが高まったのでしょう。
明治時代に鉄道が通ったこともあり、さらに住みやすさと利便性の魅力がアップ。
横浜から東京ドイツ人学校が移転、周辺には洋館や邸宅が増え、芸術家や文士などの文化人も多く住むようになりました。
馬込から山王にかけて、『馬込文士村』と呼ばれ、川端康成、北原白秋、山本周五郎などもこのエリアに住んでいました。
天祖神社の石段には、原稿用紙の上に作家たちの顔を模した記念のレリーフがあります。
文化の香り高く、政界・財界人の別荘などもあったことから、田園調布に並ぶステイタスのある街というイメージが定着していきました。
教育熱心な家庭が集まる傾向があり、小中学校の受験に対応した学習塾も多いです。
そんな山王エリアにある「大田区立山王小学校」は、太田区の中でも“通わせたい小学校”として人気の高い学校です。
他にはない、モンテッソーリ教育メソッドの幼児教室や、ブリティッシュイングリッシュを少数で学べる英会話教室など、質の良い教育環境が身近にあるところも山王エリアならではの特徴です。
また、東京へも横浜へも乗り換え無しで好アクセスですから、有名校への通学も30~40分ほどです。
通学が1時間以内の有名校が多いのは、選択肢が広いですし、日常的な負担も減らせて好条件ですね。
東京、横浜方面へのアクセスが良いのはもちろん、羽田までも近いので、共働き家庭の慌ただしいスケジュールもいくらか軽減できそうです。
どこへいくにも移動時間が短縮できるのは大きいですね。
また、大森駅周辺は、大型店舗もそろっているので、買い物の利便性もバッチリです。
山王エリアに住んで、JR大森駅利用で通勤という場合、食料品から日用品までなんでも駅前で揃いますし、住宅街は閑静で落ち着いています。
便利なのは良いけれど、暮らしは落ち着いた場所で…という場合、『山王』はうってつけのエリアですね。