特色ある教育カリキュラムや、学校選択制がある品川区。
お子さんの適性や希望によって、学区外の学校に通学できますが、どんな感じなのでしょう?
品川区の学区について紹介しましょう。
■品川区の学区と学校選択制
一般的な公立学校は、基本的に学区が決まっています。
いくらか基準が緩やかになって来たとは言え、境界線に住む場合に、通学路の安全確保などの理由で希望を出すことができる程度です。
品川区では、区内に住んでいることが条件ですが、希望が出せる『学校選択制』が取り入れられています。
義務教育学校は、品川区内に6校あり、どの学校にでも希望が出せます。
(日野学園・伊藤学園・八潮学園・荏原平塚学園・品川学園・豊葉の杜学園)
その他の区立学校では、ブロックごとで希望が出せます。
「品川・大崎ブロック」「大井・八潮ブロック」「荏原西ブロック」「荏原東ブロック」の4ブロックで、各8~13校の中からの選択が可能です。
中学校進学のときにも希望が出せます。
■学校選択制の仕組みについて
特に希望しなければ、住んでいるところの最寄りの小学校への入学になります。
また、ブロック内の他の小学校、区内の義務教育学校に希望を出した場合、希望者が多いと抽選になり、定員に合わせて人数を振り分けています。
小学生の通学の負担を考えて、最寄りに住んでいるお子さんが優先になります。
実際の通学を考えても、通学距離が短いほうが良いですし、品川区外からの転入を考えていらっしゃるなら、学区の希望調査が始まる10月以前に希望の学校があるブロックに住所を移してしまったほうが安心です。
品川区では、区内の学区外からでも受け入れてもらえますから、第一希望に漏れても、ブロック内の空きのある学校にまわるかたちになります。
■小学校の入学準備スケジュール
小学校では、10月の中頃に学校公開(見学会)や説明会が行われます。
学校公開や説明会は、土曜日にも設けられていて、仕事のやりくりをつけて参加しやすいように配慮されていますね。
平成29年4月入学生の場合には、10月末で一時調査が締め切られ11月中に抽選が行われ、12月には就学指定通知が届きます。
抽選に漏れた場合は、2月中に転出などで空きが出た場合には繰り上げがありますが、2月中には、入学説明会が開かれます。
説明会のあとで繰り上げになる場合もあるようです。
学区を緩やかにとらえ選択制になっていることで、親の職場に近い学校を選んだり、子どもの個性にあわせて選んだり、幅広い要望に応えていると言えますね。