「引っ越し先が微妙に学区から外れてしまったので、転校しなければいけない。」
「本当は○○小学校に行きたかったけれど、越境はダメだと言われた。」
こんな声を聞いたことはありませんか?
越境通学、学区について、どのような決まりになっているのか見て行きましょう。
学区外に住んでいる場合、『越境』ということになり、特別な事情があって認められた場合以外は、住んでいる学区内の学校へ通学することになります。
公立学校の学校運営は、学区内に住んでいる住民の税金で運営されていると考えると、個人の都合で簡単に認めることはできないとされるようです。
定員の偏りが出来たり、学区外からの入学希望者が多くなったりして、運営費用がかさむことになれば、問題です。
ただし、品川区では、学校選択制を導入しているので、区内を4つのブロックに区切り、ブロック内の選択は自由としています。
校名が“○○学園”となっている、義務教育学校(小中学校が一つの学校にまとめられている。)では、品川区内を1区としています。
ブロック外に『越境』を認める基準は…
① 1年以内に品川区への転入が決まっていて、予定居住区の学校に入学させたい。
② 学期途中の転出→学期終了まで、最終学年の転出→卒業まで、相談に応じる。
③ 品川区で店舗経営をしていて、そこから通学している。
④ 慢性疾患治療のため、病院最寄りの学校への通学が必要。
⑤ その他
<品川・大崎ブロック>
品川学園・城南小学校・浅間台小学校・三木小学校・御殿山小学校・城南第二小学校・第一日野小学校・日野学園・芳水小学校・第三日野小学校・第四日野小学校・台場小学校
<大井・八潮ブロック>
大井第一小学校・鮫浜小学校・山中小学校・伊藤学園・立会小学校・浜川小学校・伊藤小学校・鈴ヶ森小学校・八潮学園
<荏原西ブロック>
京陽小学校・延山小学校・中延山小学校・小山小学校・第二延山小学校・後地小学校・荏原平塚学園・清水台小学校・小山台小学校
<荏原東ブロック>
大原小学校・宮前小学校・源氏前小学校・戸越小学校・旗台小学校・上神明小学校・豊葉の杜学園
品川区では、小中一貫校の推進を進めており、2016年からは、学校運営を小中で一つの組織で行っている学校を『義務教育学校』と呼ぶ事になりますました。
しかし、これから品川区外から越境通学させたいという場合には、品川区内の店舗経営者か、転入を予定している場合です。
特色ある教育に興味を持っているなら、品川区への転入を検討するのが一番です。