みなさんこんにちは、リブリッチLuz大森店の橋本です。
僕が住んでいるのは品川区南大井、最寄り駅は大森です。都心とはほど遠いもののちゃんと東京です。一方僕の地元は青森ですから、何から何まで違います。
大森はかなり住みやすい街です。青森とは比較にならないほど生活利便性の高い街ですが、青森からすれば都内のどこに行ってもそんなものでしょう。僕の実家は青森でもさらに田舎の方で、最寄りのお店は3キロ先のミニストップです。その間コンビニもスーパーもありません。かろうじて昔からやっている駄菓子屋さんがあったくらいです。そこでさえ、今でもやっているのかはもうわかりません。僕の住む大森の部屋は、徒歩1分のところにセブンがあり、もう少し歩けばまいばすけっと、10分あるけば西友でもなんでもあります。その間コンビニは5.6件ありますから、もうよくわかりません。
便利ということに抵抗はありません。人間はそういうふうにできています。便利には抗えませんが、これでいいのかとふと思うこともあります。
先日の夏休み、地元に帰ってきました。外にご飯を食べに行こうと思えば平気で30分歩きますし、目当てのお店が近くになければ車を片道1時間も走らせます。そういうところです。これでも僕の帰った弘前は青森の中でも栄えている方です。遊ぶところなんか全然ありませんから、彼女とショッピングモールのガチャガチャを回したのが夏休みのハイライトです。
それでも、つまらないかと聞かれればそんなことはありません。久しぶりに会ったバンドの先輩は、マックをドライブスルーしてうまいうまいと言いながら、近況を報告しあったりして、それだけでも「めちゃくちゃ楽しかったわ」と笑顔で言ってくれました。彼女とはやることがないからと言って、部屋の中でだらだらとゲームなどしていましたがそれもすごく楽しかった思い出です。本当に「これだけで楽しい」と思える瞬間が多かったように思います。
東京は便利ですし楽しい街です。目まぐるしく何もかもが回っています。
学生の頃の自分は確かに退屈を知っていました。それを苦とも思わず、それなりに楽しくやっていたものです。今となっては東京での生活に慣れてしまいましたし、別に地元に戻ろうとも地元を愛おしいとも思いませんが、自分の中の大事なものは見失わないようにしたいと時々思います。何もない、という瞬間にこそ喜びがあったりするからです。
タコライスを作りました。