先日映画を見に行ってきました。趣味はいろいろありますが、映画も大好きです。
大学生の頃はあり余っていた時間でいくらでも映画を見ることができましたが、社会人となった今はそうもいきません。それでも、毎週どうにか1.2本は観ています。食わず嫌いをしているつもりはありませんが、やはり好みに傾向はでるものです。一番好きな映画は「ファイトクラブ」です。ブラピが演じるタイラー・ダーテンになりたいと今でも思っています。「タクシードライバー」や「さらば青春の光」も大好きです。こう書くとまるで硬派な洋画好きを気取っているように見えますが、全然そんなことはありません。なんでも見ます。
サブスクリプションか台頭している昨今、映画館にわざわざ足を運ぶのは貴重な体験になりつつあります。いつでも部屋の中で映画を見られるようになったのは嬉しい限りですが、やはり映画館で観るのとは訳が違います。画面の大きさ然り、音の大きさ然り、迫力がまるで別物です。売店で買いもしないグッズをふらふらと見て回るのも楽しいですし、本編前の広告も、いつのまにかなくなっているポップコーンも、部屋では味わえない良さが詰まっています。
遅ればせながら、藤本タツキ原作の「ルックバック」を見てきました。公開されてからしばらく経っていますから、なにせ本数がありません。大森住みの自分が一番近いのは品川の映画館でしたが、早朝かレイトショーの二択でした。もちろん僕は朝を選びました。8時40分上映開始でしたから、普段の出社よりも早いくらいです。7時に起きて、いそいそと電車に乗って品川まで出かけます。大森からですと、大井町を挟んで二駅ですからほんとにすぐです。大学の頃は映画館まで徒歩1時間かかりましたから、思い付きでふらっと行くことはできませんでした。それ相応の期待と覚悟がいります。それが今では、そこかしこに映画館がありますから嬉しい限りです。ちなみに大森には「キネカ大森」という、日本で初めてシネコンを採用した歴史的な映画館があります。
さて、映画の感想をここでつらつらと述べるつもりはありません。ほんとうに良い映画ですから、是非一度見ていただければわかります。原作は公開された当時かなり話題になりましたから、内容をご存じの方も多いかと思います。原作が好きだった方はおおいに期待してもらって大丈夫です。
映画の内容はもちろんですが、僕は何より、久しぶりの「映画館」という体験に感動しました。やはり部屋の中で見る映画とは別物です。朝から食べたポップコーンで胃もたれを起こしてしまったのも良い思い出です。たまには部屋から出て、電車に乗って、映画館に映画を見にいくのもいいかもしれません。
また行きます。